【高槻】産後太りや腰痛の原因は「骨盤が開いている」から?本当に必要な産後ケアとは
- 沙織 津田
- 9月6日
- 読了時間: 2分
更新日:9月18日
産後は「骨盤が開いているから太る・腰痛になる」って本当?
「産後太りや腰痛は骨盤が開いているから」と言われることがあります。
しかしこの考えは古い知識に基づいたもので、実際には正しくありません。
高槻でよく聞く“骨盤矯正”だけでは不十分な理由
高槻市でも「産後の骨盤矯正」「骨盤を締めれば痩せる」と宣伝している整体・エステを見かけます。
ですが、骨盤は出産後ホルモンや靭帯の働きで自然に閉じていく仕組みがあります。
つまり「開いているから太る」「開いているから腰痛になる」という説明は正確ではないのです。
産後の骨盤は自然に閉じていく仕組みがある
出産時には骨盤が一時的に開きますが、産後はホルモンの作用で靭帯が安定し、徐々に骨盤は元の状態へ戻っていきます。
大切なのは「開いた骨盤を無理やり締めること」ではなく、産後の体を支える筋肉を正しく回復させることです。
本当の原因は骨盤底筋や股関節まわりの機能低下
産後に太りやすくなったり腰痛が出やすくなる本当の原因は、骨盤底筋や股関節まわりの筋肉の機能低下です。
骨盤底筋は横隔膜・腹横筋・多裂筋とともに「インナーユニット」を形成し、骨盤や腰椎を安定させています。
さらに中臀筋や深層外旋六筋といった股関節の筋肉も、骨盤の支持に欠かせません。
これらが弱ったままだと、腰や骨盤に負担が集中してしまうのです。

産後ケアを受けるならトレーニングを重視して
産後ケアで本当に必要なのは「骨盤を締める矯正」ではなく、骨盤底筋や股関節まわりを回復させるトレーニングです。
産後ケアを探している方は、骨盤矯正だけをうたうサロンではなく、解剖学に基づいたトレーニングを取り入れている整体を選ぶことをおすすめします。



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